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『源氏物語』のキャスティング遊び(その8)

2021年1月28日(木) オンライン「紫の会・木曜クラス」(第6回・通算53回)

このブログ上でも、結構長くお付き合い頂くことになってしまった
『源氏物語』のキャスティング遊びですが、本日のオンライン「紫の会」
(木曜クラス)での皆さまからの発表をもって、めでたく(?)最終回
となりました。

「新年会気分でやりましょう」と呼びかけておいたので、ちゃんとワイン
とおつまみをご用意された方もおられ、外は冷たい雨となりましたが、
アットホームな雰囲気の中で、今日も皆さまとキャスティング遊びを
楽しみました。

それではお待たせいたしました。最後に残した「光源氏」のキャスティング
の発表です。

光源氏…市川海老蔵(5票)、吉沢亮(2票)、向井理(2票)、佐藤健(2票)、
      福山雅治(2票)、長谷川一夫(2票)、萬屋錦之助(20歳頃)、
      羽生結弦、市川雷蔵、伊藤健太郎、ディーン藤岡、本木雅弘、
      松坂桃李、松田翔太、東山紀之、横浜流星、高橋克典、
      尾上菊之助、木村拓哉、佐々木蔵之介、長谷川博己、
      里見浩太朗(若い頃)、天海祐希、松本潤、岡田将生

第1位は、5人の方がキャスティングされた市川海老蔵さん。私も二度舞台
で海老蔵さんの光源氏を見ましたが、やはりその美しさには圧倒されました。

如何ですか?皆さまのイメージに合う「光源氏」はキャスティングされている
でしょうか。

老若、既に故人となっておられる俳優さんもありますが、このキャスティング
を使って、光源氏の17歳から52歳までを、演じ分けてもらったら楽しいだろう
なぁ、と思います。

これまで発表したキャスティングも、追加修正しておきましたので、それぞれの
ページでご確認ください。

《『源氏物語』のキャスティング遊び一覧表》
第1帖「桐壺」~第10帖「賢木」までの男君は⇨⇨こちらから
第11帖「花散里」~第54帖「夢浮橋」までの男君は⇨⇨こちらから
第1帖「桐壺」~第6帖「末摘花」までの女君は⇨⇨こちらから
第7帖「紅葉賀」~第10帖「賢木」までの女君は⇨⇨こちらから
第11帖「花散里」~第33帖「藤裏葉」までの女君は⇨⇨こちらから
第34帖「若菜上」~第54帖「夢浮橋」までの女君は⇨⇨こちらから


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『源氏物語』のキャスティング遊び(その7)

2021年1月26日(火)

新型コロナの新規感染者数もようやく減少に転じてきたのかな?
という感じですが、まさに今が正念場、なのでしょうね。

『源氏物語』のキャスティング遊びも、今日で女君のキャスティング
までが終り、あとは28日に「光源氏」の発表して、めでたく終了と
なります。この間に、これまでに発表したキャスティングの追加も
かなり戴いておりますが、それらは、28日に纏めて一覧表に書き
加えさせていただきます。

それでは、『源氏物語』の第二部、第三部の女君のキャスティングを
発表いたします。

紫の上(成人後)…吉永小百合(3票)、北川景子(3票)、綾瀬はるか(3票)、
    広瀬すず(2票)、垣結衣、堀北真希、多部未華子
京マチ子

女三の宮…多部未華子(3票)、綾瀬はるか(2票)、堀北真希(2票)、
       芦田愛菜(2票)、趣里、芳根京子、永野芽郁、田中みな実、
       上白石萌香、深田恭子、上白石萌音、石原さとみ、上戸彩、
       山口もえ、橋本環奈、菅野美穂

落葉の宮…宮崎あおい(3票)、菅野美穂(2票)深田恭子(2票)、門脇麦、
       常盤貴子(2票)、石田ゆり子、杏、柴咲コウ、芦川いづみ

大君…石田ゆり子(3票)、新垣結衣、黒木華、大地真央、松雪泰子、
    仲間由紀恵、麻生久美子、木村多江、小松菜奈、高畑充希、
    松嶋菜々子、

中の君…石田ひかり(大君の石田ゆり子と姉妹で)(2票)、多部未華子、
      中条あやみ、鈴木保奈美、上戸彩、菅野美穂、綾瀬はるか、
      高橋惠子、上白石萌音、夏目雅子

浮舟…石原さとみ(2票)、新垣結衣(2票)、中谷美紀(2票)、浜辺美波(2票)、
    松田聖子、大地真央、仲間由紀恵、松雪泰子、葉月里緒奈、大原麗子、
    石田ゆり子、沢口靖子

以上です。


『源氏物語』のキャスティング遊び(その6)

2021年1月24日(日)

1月のブログの殆どは、この「『源氏物語』のキャスティング遊び」と
なってしまい、「もう飽きた!」と言われそうですが、今回と次回で
女君が終了予定。そして28日のオンライン「紫の会」で、ご参加の
皆さまと楽しんだ後、最後の「光源氏」のキャスティングを発表して
お終いとなります。今しばらくお付き合いのほど、お願いいたします。

今日は『源氏物語』第一部の第11帖「花散里」~第33帖「藤裏葉」迄
に登場する主な女君のキャスティングです。

花散里…黒木華(4票)、宮崎美子(3票)、伊藤沙莉(3票)、檀ふみ、
     井川遥、八千草薫、藤村志保、斉藤慶子、木村佳乃、
      市原悦子、深津絵里

明石の上…木村多江(2票)、木村文乃(2票)、蒼井優、有村架純、
       紺野美沙子、吉田羊、清原果耶、沢口靖子、鈴木京香、
       黒木瞳、木村佳乃、白石麻衣、永野芽郁、吉永小百合、
       井川遥、
(明石の姫君…市川ぼたん)

明石の尼君…竹下景子(4票)、藤村志保(3票)、香川京子、床島佳子、
         丘みつ子、和久井映見、宮崎美子、音羽信子、岸田今日子

朝顔…松嶋菜々子(3票)、吉田羊(2票)、沢口靖子、木村佳乃、檀ふみ、
    吉瀬美智子、瀬戸朝香、比嘉愛未、笛木優子、石原さとみ、常盤貴子

雲居雁…長澤まさみ(3票)、有村架純(2票)、綾瀬はるか(2票)、井上真央、
      深田恭子、高畑充希、吉高由里子、蒼井優、多部未華子

玉鬘…石原さとみ(2票)、多部未華子(2票)、広瀬すず、川口春奈、波瑠、
    松嶋菜々子、長澤まさみ、沢口靖子、広末涼子、夏目雅子、吉田羊、
    桐谷美玲、芳根京子、檀れい、永野芽郁

近江の君…伊藤沙莉(2票)、剛力彩芽、夏菜、山村紅葉、横澤夏子、
       大島優子、広瀬すず、二階堂ふみ、泉ピン子

真木柱…門脇麦(4票)、菊川怜、(2票)上野樹里(2票)、榮倉奈々、
      小松菜奈、戸田恵梨香、倍賞千恵子(若い頃)、
(少女時代…芦田愛菜)
 
以上です。次回は第二部、第三部の女君たちとなります。


『源氏物語』のキャスティング遊び(その5)

2021年1月22日(金)

ブログネタ不足を、この「『源氏物語』のキャスティング遊び」で繋いで
いる感がありますが、本日の第7帖「紅葉賀」~第10帖「賢木」までの
女君たちのキャスティングは、イメージの湧き易い女君が多く、面白く
遊んでいただけたのではないかと思っています。

それでは紹介してまいります。

源典侍…中村玉緒(5票)、白石加代子(2票)、室井滋(2票)、黒柳徹子、
      大竹しのぶ、銀粉蝶、杉本彩、小池栄子、高畑淳子、壇蜜、
      野際陽子、泉ピン子

葵の上…北川景子(5票)、松たか子(4票)、広末涼子(2票)、栗山千明(2票)、
      佐々木希、有馬稲子、堀北真希、寺島しのぶ、吉瀬美智子、上戸彩、
      仲里依紗、水野美紀、二階堂ふみ、大原麗子、吉田羊、宮沢りえ

大宮…、松坂慶子(3票)、高橋惠子(2票)、若尾文子(2票)、渡辺美佐子、
     宮本信子、篠原涼子、草笛光子、竹下景子、樋口可南子、氷川あさみ、
     米倉涼子、原日出子、松たか子、紺野美沙子、香川京子、加賀美幸子、
     吉永小百合

六条御息所…岩下志麻(4票)、寺島しのぶ(3票)、鈴木京香(3票)、
         松坂慶子(3票)、中谷美紀(2票)、鈴木保奈美(2票)、
         吉田羊(2票)、野際陽子(2票)、宮沢りえ、京マチ子、
         高島礼子、吉高由里子、檀れい、柴崎コウ、杉本彩、
         若村麻由美、 菜々緒、坂東玉三郎、岸恵子 稲森いずみ、
         樋口可南子

朧月夜…石原さとみ(3票)、菜々緒(2票)、仲里依紗(2票)、広瀬アリス、
      松坂慶子、深津絵里、上野樹里、仲間由紀恵、有村架純、
      広末涼子、鈴木えみ、斉藤由貴、綾瀬はるか、蒼井優、
      松田聖子、木村文乃、大地喜和子

斎宮(のちの秋好中宮)…のん(2票)、仲間由紀恵(2票)、本仮屋ユイカ、
                松嶋菜々子、和泉雅子、石原さとみ、新垣結衣、
                綾瀬はるか、沢口靖子、宮崎あおい、相沢紗世、
                広瀬すず、桐谷美玲、石田ひかり、川口春奈、
                井川遥、上白石萌音、草刈民代、芦田愛菜


以上です。次回は第一部の残りの女君のキャスティングを発表します。


『源氏物語』のキャスティング遊び(その4)

2021年1月20日(水)

『源氏物語』のキャスティング遊びも、女君は登場人物が多いので、
1月中に、と考えると、そろそろ発表し始めないといけませんね。

今回は第1帖「桐壺」~第6帖「末摘花」までに登場する主な女君の
キャスティング結果です。

桐壺の更衣…檀れい(4票)、吉永小百合(3票)、井川遥(2票)、
         仲間由紀恵(2票)、天海祐希(2票)、司葉子、八千草薫、
         北川景子、松雪泰子、木村文乃、鈴木保奈美、羽田美智子、
         沢口靖子、岸恵子(『君の名は』の頃)、宮沢りえ、若尾文子

藤壺…吉永小百合(3票)、鈴木京香(3票)、井川遥(2票)、檀れい(2票)、
    若尾文子(2票)、木村文乃、芦川いづみ、八千草薫、天海祐希、
    北川景子、宮沢りえ、藤原紀香、柴崎コウ、常盤貴子、松雪泰子、 
    岸恵子(『君の名は』の頃)、竹下景子、仲間由紀恵
   
弘徽殿の女御…若村麻由美(2票)、北川景子(2票)、浅野温子(2票)、
          高畑淳子(2票)、山本陽子(2票)、沢村貞子、キムラ緑子、
          藤純子、戸田恵子、仲間由紀恵、尾野真千子、黒木瞳、
          鈴木京香、 鈴木保奈美、西川史子、冨永愛、夏木マリ、
          石田ゆり子、吉田羊、岡田茉莉子、天海祐希、
          三田佳子(20代の頃)

空蝉…深津絵里(3票)、松嶋菜々子(2票)、木村多江(2票)、
    原田美枝子、山口百恵、井上真央、綾瀬はるか、井川遥、
    山口智子、中谷美紀、黒木華、大原麗子、石田ゆり子、
    木村佳乃、高橋惠子、戸田恵子

軒端の荻…小池栄子(3票)、長澤まさみ(3票)、美保純(2票)、
       井上和香、藤原紀香、安めぐみ、フワちゃん、
       雛形あきこ、広瀬アリス、戸田恵梨香

夕顔…宮沢りえ(4票)、竹内結子(3票)、夏目雅子(3票)、
    井川遥(2票)、 石田ゆり子(2票)、松原智恵子、波瑠、
    沢尻エリカ、多部未華子、佐藤栞里、広末涼子、蒼井優、
    香椎由宇、中村ゆり、木村多江、上戸彩、広瀬すず、

北山の尼君(若紫の祖母)…松坂慶子(2票)、竹下景子(2票)、
                  奈良岡朋子、木村多江、樫山文枝、
                  八千草薫、宮崎美子、樋口可南子、
                  樹木希林、吉永小百合、ともさかりえ、
                  草笛光子、夏木マリ、田中裕子

紫の上(若紫時代)…芦田愛菜(5票)、市川ぼたん(2票)、森七菜

末摘花…江口のり子(3票)、山田花子(2票)、山崎静代(しずちゃん)(2票)、
      箕輪はるか(2票)、片桐はいり(2票)、光浦靖子(2票)、
      鷲尾真知子、志田未来、池脇千鶴、白鳥久美子、中村玉緒、
      ちあきなおみ、久本雅美、米倉涼子


以上です。次回は第7帖「紅葉賀」~第10帖「賢木」までの女君を
お届けいたします。個性豊かな女君たちが続々と登場するところ
ですので、キャスティングも華やかです。


『源氏物語』のキャスティング遊び(その3)

2021年1月18日(月)

今週はオンラインでの『源氏物語』の講座が無いので、キャスティング
の追加はグループLINEの中でしていただいております。

オンライン講座のグループだけではなく、オンラインの講座には参加
なさっていない方たちのグループでも結構盛り上がって、キャスティング
を楽しんでくださっています。

今日は〈第11帖「花散里」~第54帖「夢浮橋」までの男君たち〉を新たに
発表しておきたいと思います。

明石の入道…仲代達也(2票)、吉田鋼太郎(2票)、竹中直人、江守徹、
         渡辺謙、小沢征悦、小林稔侍、テリー伊藤、役所広司、
         上川隆也、松平健

冷泉帝…佐藤健(3票)、松坂桃李(2票)、伊藤健太郎、中村七之助、
      吉沢亮、神木隆之介、溝端淳平、相葉雅紀、竹内涼真
     
夕霧…松坂桃李(3票)、小泉孝太郎(2票)、堺雅人、東山紀之、
    本木雅弘、長谷川博己、山本耕史、佐々木蔵之介、竹内涼真、
    髙橋一生、中村倫也、二宮和也、木村拓哉

柏木…高橋一生(2票)、中村倫也、斎藤工、中村七之助、池松壮亮、
    桐谷健太、沢村一樹、吉沢亮、向井理、岡田准一、稲垣吾郎

薫…佐藤健(2票)、吉沢亮(2票)、竹内涼真、成田凌、坂口健太郎、
   堺雅人、竹野内豊、横浜流星、高橋一生、福士誠治、伊藤健太郎、
   大野智、小泉孝太郎、松坂桃李

匂宮…志尊淳(2票)、三浦春馬(2票)、松田翔太、竹内涼真、及川光博、
    岡田将生、ディーン藤岡

それから、「兵部卿の宮」を「蛍兵部卿の宮」として、福士誠治、妻夫木聡、
大川橋蔵のキャスティングも出ております。

ちなみに、『源氏物語』に登場する「兵部卿の宮」は三人います。
①藤壺の兄で、紫の上の父。
②蛍兵部卿の宮と呼ばれている源氏の弟で、真木柱の最初の結婚相手。
③宇治十帖での匂宮。

次回は女君たちです。こちらはもっと大勢の名前が挙がっていますので、
乞うご期待!!


宮仕え人の優越感

2021年1月15日(金) オンライン『枕草子』(第6回 通算第47回)

新型コロナの感染が日本国内で初めて確認されてから、今日で
ちょうど1年だそうです。感染者は武漢から帰国した男性とのこと
でしたので、まだその後の展開がこんなことになろうとは、想像も
していなかった気がします。

そして、一都三県に緊急事態宣言が出て、一週間が経ちました。
一週間では、宣言の効果の有り無し、はわかりませんが、コロナの
実効再生産数は、一都三県の全てで1を超えており、中でも神奈川
は、1.45とトップです。この数字が1よりも下がらない限り、感染者数は
減少に転じないわけですから、やはり今は人との接触を出来るだけ
控えることが大事なのではないでしょうか。

「コロナぼやき」はここ迄として、本日は今年最初のオンライン「枕草子」
で、第261段~第273段までを読みました。前回までの長い260段とは
打って変わって、短い「類聚章段」の連なったところなので、段数の割に
読んだ文字数は少ないです。

第272段は、「時奏」(宮中で夜間、左右近衛府の夜警の者が、亥の一刻
(午後9時)~寅の四刻(午前4時半)まで、一刻(30分)毎に、時刻を奏した)
を耳にすることのできる喜びを記した段です。

とても寒い夜中に、沓をすりながらやって来る足音がしたかと思うと、
弓弦を鳴らして、名乗りをし、「時、丑三つ」といったふうに時を奏す声や、
杭に簡(ふだ)を挿す音などが、遠くから聞こえて来ます。それを作者は
「いみじうをかし」(とっても素敵)と、言っています。

しかし、これが聞けるのは宮中に居る人の特権で、それ以外の人は、
陰陽寮の役人が「漏刻」という水時計による時刻を、子~亥までの
2時間毎に鼓を打って告げる時報しか、時を知る手段がありません
でした。よって宮中の外の人は、「子九つ」(子の刻の終わりに打つ
鼓の数は9回)というような形で時刻を表現していました。

宮中では人の声で、しかも30分単位で時刻を知ることができる。そこに
宮中に縁のない人たちに対する、作者の優越感が滲み出ている一段
かと思います。


『源氏物語』のキャスティング遊び(その2)

2021年1月11日(月) オンライン「紫の会・月曜クラス」(第6回・通算53回)

新型コロナの感染は更に拡大を続けながら、1月も早中旬。首都圏の
一都三県では、緊急事態宣言下での「成人の日」となりました。

1月5日のブログには、「神奈川県の場合、2月6日頃には入院患者数が
病床数を超えてしまう、と予測されています」と書きましたが、それが今は
1月27日頃に変わっています。そうした事態にならぬよう、願うばかりです。

先週の金曜日同様、このクラスも今日は『源氏物語』のキャスティング遊び
を楽しみました。もう1クラス(28日・木)残っているので、もっと増えるはず
ですが、とりあえず、「紫の会」が講読中の第10帖「賢木」までの「男君」たち
のキャスティングを発表しておきます。やはり「光源氏」は最後までとって
おきたいので、それ以外の男性陣です。


桐壺帝…坂東玉三郎(6票)、中井貴一(3票)、玉木宏(2票)、長谷川一夫、
      渡哲也、高橋一生、東儀秀樹、渡辺大、反町隆史、竹野内豊、
      福山雅治、草刈正雄、谷原章介、本木雅弘、野村萬斎、唐沢寿明、
      片岡仁左衛門、豊川悦司、梅宮辰夫、佐田啓二

頭中将…小栗旬(3票)、市川海老蔵(2票)、高橋一生(2票)、片岡愛之助(2票)、
      反町隆史、松方弘樹、桐谷健太、平岳大、松本幸四郎、向井理、
      山本耕史、東山紀之、山崎賢人、斎藤工、 田中圭、賀来賢人、
      玉木宏、東儀秀樹、中井貴一、香川照之、近藤正臣、岡田准一、
      二宮和也

朱雀帝…小泉孝太郎(3票)、高橋一生(2票)、松本幸四郎(2票)、
      井浦新(2票)、工藤阿須加、渡辺謙、西島秀俊、筒井道隆、
      尾上菊之助、中島裕翔、城田優、木村拓哉、松下洸平、
      岡田健史、東山紀之、濱田岳、大野智、坂東玉三郎

左大臣…石坂浩二(2票)、仲代達也(2票)、中井貴一(2票)、三浦友和(2票)、
      草刈正雄、 小日向文世、野村萬斎、尾上菊五郎、片岡仁左衛門、
      渡辺謙、岡田准一、リリー・フランキー、光石研、安田顕、渡辺裕之、 
      中村吉右衛門、役所広司、北大路欣也、

右大臣…香川照之(5票)、橋爪功(2票)、渡辺謙、伊東四朗、豊川悦司、
      石坂浩二、玉山鉄二、妻夫木聡、吉田鋼太郎、鹿賀丈史、斎藤工、
      佐藤浩市、松本白鴎、
    
兵部卿の宮(藤壺の兄・紫の上の父)…時任三郎(2票)、堺雅人(2票)、
                         野村萬斎(2票)、井浦新(2票)、
                         田中圭、東山紀之、中井貴一、
                         松本幸四郎、里見浩太朗(40歳頃)、
                         中村橋之助

惟光…香川照之(3票)、大泉洋(3票)、桐谷健太(3票)、和田正人、柄本拓、
    中川太志、佐々木蔵之介、小栗旬、濱田岳、阿部サダヲ、仲野大賀、
    伊東四朗、岡田准一、髙橋一生


いかがですか?あなたのイメージにぴったりの俳優さんがキャスティング
されているでしょうか?

老若入り混じっていますが、皆さまそれぞれの、登場人物を捉える視点の
確かさが窺えるキャスティングになっていると思われませんか?

続きはまた次の機会に掲載いたします・・・お楽しみに(^∇^)


『源氏物語』のキャスティング遊び(その1)

2021年1月8日(金) 溝の口「オンライン源氏の会」(第7回・通算147回)

今日から、2021年のオンライン講座が始まりました。これまでなら、
会場での講読会の開始時間を30分遅らせて、たっぷり2時間、
みんなでワイワイ、美味しいお料理を食みつつ、楽しい新年会に
興じていたのに、今年は言うまでもなくそのようなことは夢のまた夢。

でも折角新年なのだから、何かお楽しみがあってもいいのでは?と
思い、考え付いたのが表題の「『源氏物語』のキャスティング遊び」
です。

「紫の会」で、映画になった『十二単衣を着た悪魔』の話になった時、
今の若い俳優さんが軒並みキャスティングされていて、名前を見ても、
「アラ古稀」には「?」の俳優さんばかり。そこから派生しての今回の
お遊びとなりました。

予め、「Xmasプレゼント」(いやぁ、これは宿題でしょ、ですか)と称し、
『源氏物語』の主だった登場人物を一覧表にして、皆さまに添付メール
で送信。今日、発表していただきました。

『源氏物語』の年立に従えば、当然若い俳優さんにしなければならない
場合が多いのですが、それも無視して、ン十年前の誰それ、とか、既に
故人となっている俳優さんも可ということにしました。

最初は、各自で用意したおやつなどを口にしながら、30分程度遊んで、
その後は第47帖「総角」の続きを読むつもりでしたが、とんでもない!
結局すべての時間をこのキャスティング遊びに使い、それでも第11帖
「花散里」以降の女君は残ってしまいました(-_-;) 

残った女君はグループLINEでご回答いただくことになりました。

今日の結果発表までしていると、長くなり過ぎますので、それは改める
ことにいたします。ただこの遊びを通して私が感じたのは、とても沢山の
俳優さんの名前が上がりましたが(残り2クラスでもっと増えるでしょう)、
皆さま、それぞれの観点で、的確に人物像を掴んでおられるということ
です。

日々「過去最多」を更新しているコロナ禍の憂さを、しばし忘れた時間
でした。ご参加の皆さま、ご協力有難うございました。あっ、まだ宿題(?)
がありましたね🙇


今月の光琳かるた

2021年1月5日(火)

いよいよ一都三県を対象に二度目の「緊急事態宣言」が出される
ようですが、このままの状態では、神奈川県の場合、2月6日頃には
入院患者数が病床数を超えてしまう、と予測されています。そういう
事態だけは絶対に避けたいですよね。

「今月の光琳かるた」も、新春に相応しい晴れ晴れとしたした歌は
もう残っていませんので、今のコロナ禍もあとになればこんな心境
になれるのかなぁ、と終息後に夢を託して、この歌を選びました。

「長らへばまたこのごろやしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき」
                        八十四番・藤原清輔朝臣
    84番・藤原清輔朝臣
生き長らえていたならば、今のつらさも懐かしく思い出されるので
あろうか。あんなにつらいと思って過ごしていた昔が今となっては
恋しいのだから。

さあ、あと何年経てば、このご時世を懐かしく思い出すことができる
ようになるのでしょうか。若者なら「あの時は大変だったけど、我慢
すれば乗り越えられることを覚えた」とか、コロナ禍が将来の糧と
なることもきっとあろうかと思いますが、齢70を超えた我々にも、まだ
そのチャンスが残っていて欲しいものです。

この歌は、作者・藤原清輔が30歳前後で詠んだと言われており、歳の
割には随分老成した心境が感じられます。背景には父・顕輔(79番)
との不和があったと伝えられています。

なぜ不仲だったかは不明なのですが、父親が若すぎたことも一因と
して考えられます。早熟、早婚の時代ではありましたが、清輔は顕輔
が15歳の時の子どもです。定家が俊成49歳の時の子であるのとは
対照的です。俊成が孫のような定家の才能を手塩にかけて大事に育て
上げたことを思うと、若すぎる父親と息子の間には感情の行き違いが
如実に表れることも多かったのではないでしょうか。顕輔は、摂関家の
歌道師範の立場にありながら、息子の栄達に力を貸すこともなかった
せいか、清輔は40代後半に至るまで従五位下の地位に甘んじていた
のです。
 
天養元年(1144年)、父・顕輔が崇徳院の院宣を受けて「詞花和歌集」の
撰者となりました。清輔41歳の時のことです。清輔も編纂に協力しました
が、結局清輔の意見は採られず、撰者の子息は入集しないという理由で、
清輔の歌も採用されませんでした。

それでも清輔の歌人としての名声は次第に高まり、また優れた歌論も著し、
顕輔も清輔の実力を認めざるを得なかったのでしょう。久寿2年(1155年)、
顕輔は清輔に後事を託して亡くなりました。これによって、清輔は晴れて
歌道師範家「六条家」の三代目となったのです。


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