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百日紅

2021年7月31日(土)

今日で7月も終わります。

下半期に入ればワクチン接種も済むので、これまでのような
完全に萎縮してしまっている生活から少しずつ抜け出したい、
と、あれこれ考えてきましたが、この爆発的な感染状況では
一歩出しかけた足もまたひっこめざるを得ません。

日常の買い物と、散歩と、医療機関の受診。外出の目的は
この三つのみの生活が続くことになりそうです。一日も早く、
第5波の大波が過ぎ去ってくれますように・・・。

昨日は、午前中は物凄い雷雨でしたが、午後からはお天気も
回復したので、夕飯の食材の買い出しがてら、少し近くを散歩
しました。

春先によく行った自然の森は、夏場は蛇などが出易いと聞き、
そうした地面を這うものが滅法苦手な私には、近づけない場所
となっています。

それでもちょっと辺りを見回せば、「あら、こんなところにこんな
花が!」と思うことがあるのですよね。これもその一つです。

      さるすべり
    最寄駅に隣接するコンビニ脇の「百日紅」。
    百日紅って普段は全く気にも留めないのですが、
    この時期、花が咲くと人目を引きますね。


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枝豆の蒸し焼き

2021年7月28日(水)

新型コロナの感染急拡大が止まらず、ついに第3波を超える
巨大な波となってしまいました。東京では3,000人超、神奈川
でも1,000人超で、いずれも過去最多です。首都圏の三県には、
近日中に「緊急事態宣言」が発出されることになると思います。

さて今日の記事ですが、また「桃の皮むき」と同じブロガーさん
からの情報提供を実践した食べ物ネタです。

夏の枝豆、やはりこれも今が旬の味ですよね。茹でることが
圧倒的に多く、時折グリラーで焼くこともありますが、今回
教えていただいたのは、「蒸し焼き」。

フライパンに洗った枝豆を並べ、コップ1杯の水を入れて、少し
ずらした形で蓋をして、水分が無くなるまで蒸し焼きにします。
最後に塩を振って出来上がり。茹でるのと手間も変わらず、
水っぽくない分、旨味が逃げていない気がしてGoodです。

  枝豆①
    出来上がりの写真は茹でたものと殆ど同じ。
    あまりUPする意味がなかったかも・・・💦


「源氏物語のあらすじ」・・・第10帖「賢木」(その4)

2021年7月26日(月)

オンライン「紫の会」では、今月で藤壺が出家を遂げる場面までを
読み終えました。

前回の「源氏物語のあらすじ」では、源氏が籠っていた雲林院を
後にしたところまでをご紹介しましたので、今回はその続きの、
二条院に帰宅した場面から、藤壺が出家してしまったところ迄を
あらすじにまとめたものです。

全文訳では、2021年5月27日の「賢木」(15)、6月14日の「賢木」(16)
6月24日の「賢木」(17)、7月12日の「賢木」(18)、7月22日の「賢木」(19)
に該当する部分となります。

「源氏物語のあらすじ」・・・第10帖「賢木」(その4)は⇨⇨こちらから


桃の皮むき(その2)

2021年7月24日(土)

6月21日に、私にとっては目から鱗だった「桃の皮むき」の方法
をご紹介しましたが(その記事は⇨⇨こちら)、同じブロガーさんが
また別の方法を教えてくださったので、昨日はそちらで試して
みました。今回の正しいタイトルは、「桃を無駄なく食べる方法」
ですが、前回との比較ということもあって、「桃の皮むき」という
タイトルをあえてそのまま使いました。

    桃①
    前回最後に入れた縦の線を、今回は先ず入れます。
    次に、その線に垂直にぐるっとナイフを入れ、桃の
    上下を掴んでひねり、二つに割りました。ほんとうは
    ここで種がスポッと抜けていなければならなかったの
    ですが、途中で割れた形になってしまいました。

    桃②
  ナイフの先と指先を使って種を取り除き、二つに割りました。
 
    桃③
      皮を手で剥き、欠けた所はお味見して(笑)
      一口サイズにカットしたところ。

二つの方法を比べてみますと、今回のほうが確かに無駄なく桃を
食べることが出来ると思います。ただ私はあのスルッと滑るように
皮が一度で剥ける感覚が気持ち良いので、やっぱり前の方法に
戻りそうですが、ケースバイケースで使い分けると、便利な気が
します。
   

藤壺の出家

2021年7月22日(木) オンライン「紫の会・木曜クラス」(第12回・通算59回 №2)

新型コロナの2回目のワクチン接種で、かなりきつい副反応が
出ましたが、これに対して沢山の方々からお見舞いのコメントや
メールを戴きました。おかげさまでもうすっかり回復いたしました。
皆さまの温かい励ましのお言葉に感謝しております!

オンライン「紫の会」は、今月で第10帖「賢木」の3番目のポイント
となる「藤壺の出家」までの場面を読み終えました。

第1帖の「桐壺」以来、源氏が慕い続けて来た藤壺です。第5帖
「若紫」(源氏18歳・藤壺23歳)で、藤壺の夫であり、源氏の父で
ある桐壺院を裏切っての密通を犯し、その結果として現東宮が
誕生したのでした。

桐壺院の崩御後、再び藤壺に言い寄り始めた源氏に、藤壺は強い
危機感を覚えるようになります。今は朱雀帝を擁する右大臣一派が
権勢を誇っている時代。弘徽殿の大后は隙あらば現東宮を廃太子
にしようと狙っています。一度は忍び込んだ源氏から逃れ得た藤壺
ですが、次に同じようなことが起これば、逃れ切れるとは限りません。
万が一それが世間に知れたら、過去の秘密も暴かれてしまうかも
しれない。そうなったら万事休す、です。

我が身だけならともかく、東宮だけは守り通さねばならない。その為
には、「100%源氏が近づけない手段」=「出家」を選ぶしか、道は
残されていませんでした。

出家した者は、俗世を捨てて仏に仕える身となるので、当然男女関係
を持つことは禁じられています。源氏とてそれを破ることは出来ません。
この日を境に藤壺は女として生きることを捨て、母としてのみ生きる道
を選んだ、ということになります。

本日の講読箇所の最後の一文が、二人の男女としての間柄の終焉
を告げています。「思ひしめてしことは、さらに御心に離れねど、まして
あるまじきことなりかし」(これ迄ずっと藤壺を思い詰めてきたことは、
決して源氏のお心から離れることはないけれど、出家してしまわれた
今となっては、ましてやもう叶うことではなくなったのですよね)

藤壺出家の場面は、7月12日の「賢木(18)」と今日の「賢木(19)」の
全文訳をご一読いただければと存じます。


第10帖「賢木」の全文訳(19)

2021年7月22日(木) オンライン「紫の会・木曜クラス」(第12回・通算59回・№1)

首都圏での新型コロナの感染急拡大に歯止めがかかりません。
半年前の第3波の頃、「あと数日で入院患者数が病床数を上回る
ことになる」、と言われていた時の恐怖感が蘇ってまいります。

7月のオンライン「紫の会」は、月曜クラス・木曜クラス、共に
170頁・13行目~175頁・9行目までを読みましたが、前半部分は
月曜クラス(7/12)に書きましたので(⇨⇨こちら)、今日は後半部分
の172頁・13行目~175頁・9行目までの全文訳となります。
(頁・行数は、「新潮日本古典集成 源氏物語二」による)


次第に人の気配も静まって、女房たちが鼻をかみながら、所々に寄り
集まっています。月は煌々と明るく、雪が月光を浴びて光っている庭の
様子にも昔のことが偲ばれるので、源氏の君はとても耐え難くお思いに
なりますが、たいそうよく気持ちをお静めになって、「どのようなご決心
からこのように急にご出家なさったのですか?」と申し上げなさいました。
「今初めて考えたことでもありませんのに、物騒がしい事態になって
しまったので、折角の覚悟も乱れそうで」などと、例によって、王命婦を
介して申し上げなさいます。

御簾の中の様子は、大勢集まってお控えしている女房の衣擦れの音も、
ひそやかに、と殊更気をつけて、身じろぎしながら、如何にも悲し気な、
堪えかねるように御簾越しに漏れ聞こえて来る様子を、源氏の君は、
無理もないと、しみじみとした思いでお聞きになっておりました。

風が激しく吹きすさんで、御簾の内の匂いは、たいそう奥ゆかしい黒方
の香りが染みついて、名香の煙の香りもほのかに混じっています。
源氏の君のお召し物の匂いまでもが香り合って素晴らしく、極楽浄土が
思いやられるような夜の有様でございました。

東宮からのお使いも参りました。先日の東宮のあどけないお話ぶりを
思い出し申し上げなさると、固いご決意も堪え難くて、お返事も出来ずに
いらっしゃるので、源氏の君がお口添え申し上げなさったのでした。

誰も誰も、そこに居る者は皆、心が静まらない折なので、源氏の君は
思っておられることどもを、口に出せずにいらっしゃいます。
「月のすむ雲居をかけてしたふともこの世の闇になほやまどはむ(今宵の
月のように、心澄むご境地をお慕いしても、私はやはりこの世の煩悩に
惑うことになるのでしょう)と思われますので、甲斐の無いことでございます。
ご出家をご決心なさったことの羨ましさは、この上なく」
とだけ申し上げなさって、女房たちが近くにお控えしているので、様々に
思い乱れる心中さえ、はっきりと申し上げられず、鬱々としていらっしゃる
のでした。
「おほかたの憂きにつけてはいとへどもいつかこの世を背き果つべき(一体に、
世の中が辛く思われて出家いたしましたが、いつこの世を捨て切ることが
できるのでしょうか)私とて煩悩を断ち切ることができなくて」
など、お返事の一部分は取次の女房の心遣いでありましょう。源氏の君は
哀しみばかりが尽きないので、胸が苦しくてご退出になりました。

二条院に戻られても、源氏の君は東の対で一人横になられて、眠ることも
出来ず、ご自分も出家したいとお思いになるにつけても、東宮のことだけが
気がかりでならないのでした。

せめて母宮(藤壺)だけでも公的な立場を立派にして東宮の後ろ楯となれる
ように、と桐壺院がお考えだったのに、この世の辛さに堪えきれず出家して
しまわれたので、中宮の地位にそのまま就いていらっしゃることも叶うまい、
私までもが東宮を見捨ててはなるまい、と、思案にくれて夜を明かされる
ことはこの上ないことでございました。

今は、このような仏道での必要なお道具類を調達して差し上げよう、と
お思いになるので、年内に用意をさせなさいます。王命婦も藤壺に従って
出家したので、源氏の君は命婦に対しても懇ろにお見舞いをなさいました。

これらを詳しく話し続けると大袈裟なことになるので、語り手の女房が省略
したようです。とは言え、人が出家するといった折にこそ、いい歌が詠まれる
こともありますのに、物足りないことでございます。

源氏の君が藤壺の許へと参上なさるのも、今は遠慮も薄らいで、藤壺の
ほうも、取次を介さず、ご自身でお返事をなさることもありました。ずっと心に
深く思い占めていたことは、決して源氏の君の心から離れはしないものの、
尼となってしまわれて、もう叶うことではなくなったのですよね。


ワクチン接種2回目

2021年7月19日(月)

「梅雨明け十日」とはよく言ったもので、梅雨が明けたその日
から、連日カンカン照りの猛暑が続いています。

昨日の16時に、1回目と同じ自宅直ぐ近くの集団接種会場で
新型コロナワクチンの2回目の接種を受けました。

1回目の時(その記事は⇨⇨こちらから)とは違って体調も良好、
今回は不安なく出掛けました。

流れ作業に従って、接種券の提出と本人確認、検温、予診票
の点検、まで済めば、2階の接種会場へ。待ち時間も殆ど無く、
15分の待機を終えて会場を後にするまで約30分でした。

昨夜は寝る頃に、1回目同様、接種した腕に痛みが出てきました
が、その他には何も問題なく、いつもより早めに就寝しました。

今朝目覚めると、身体がだるく、起き上がって歩くとしんどい。
8時に熱を測ると38.2℃。そのまま横になっていて9時にもう一度
測ると更に上がって38.6℃。鎮痛解熱剤を1錠服用して、そのまま
ほとんど一日をベッドの上で過ごしました。

薬が効いたのか、お昼前には一旦36度台に下がりましたが、
夕方からは再び37度台に。でも発熱はワクチンの副反応だと
原因もわかっていますので、このまま様子を見ることにしました。

1回目よりも出易いとは聞いていましたが、私も2回目の副反応を
逃れることは出来ませんでした😢

ワクチン一つを取っても、新型コロナはインフルエンザよりも遥かに
手強いですね。


月光の効果

2021年7月16日(金) オンライン『枕草子』(第12回 通算第53回)

本日、関東甲信・東北も梅雨明けとなりました。待っていたかのような
早速の猛暑到来。家の中でじっとしていても暑さが応える一日でした。

オンライン「枕草子」は、予定通り来月で読了となりそうです。今日は
巻末に附載されている「一本」の七~二十五までを読みました。
一本は、「~は」で始まる極めて短文のものが大半を占めていますが、
最後の二十五~二十七までは、清少納言らしい随想となっています。

「一本二十五」では、「月影(月光)のあはれ(情趣)」について記して
います。

荒れ果てた家の庭。そこには蓬や雑草が伸び放題になっていて、本来
風情も何もないはずなのに、満月が煌々と空に上り、粗末な板屋根の
隙間から月明かりが漏れて来る中では、さわさわという風の音にも
風情が感じられようというもの、と、月光の効果を謳っています。

さらには池のある邸宅。こちらは五月雨(今の梅雨)の頃であろうと、
曇り空であろうと、池の存在そのものが「あはれ」を醸し出しているの
ですが、それでも、「わざとつくろひたるよりも、うち捨てて、水草がちに
荒れ青みたる、絶え間絶え間より、月影ばかりは、白々と映りて見え
たるなどよ」(殊更手入れをしているよりも、放ってあって、水草が増え
荒れた感じで青々としている、そんな水面の隙間隙間に月光が射して、
白く光って見えているところなどは、なんと風情あることよ)と、見事な
描写でその趣深い情景を伝えています。

最後は「すべて、月影は、いかなるところにても、あはれなり」(兎も角、
月光は、どんなとこででも、しみじみとした趣がある)という一文で締め
括っています。

今の世と違い、月明かりが無ければ外は真っ暗だった時代。月光に
対する感受性もいっそう研ぎ澄まされていたに違いありません。


ブロッコリーの揚げ物

2021年7月15日(木)

7月も早半ば。天候が不順でも、コロナの感染者数が急増しても、
時の流れは驚くほど速く、雨が止むと蝉の声が聞こえてくるように
なりました。

今日のブログネタも、先日の「桃の皮むき」(その記事は⇨⇨こちらから
と同じブロガーさんの記事に書かれていたものを実践してのご報告
です。

ブロッコリーといえば、茹でたものをメイン料理の付け合わせにしたり、
ごま油で刻みニンニクを炒め、ブロッコリーを加えて味をつけ蒸し煮に
する、あるいはホワイトシチューに入れる、くらいで、揚げ物にする、
というのは、マンネリ化した調理法の中で新鮮に感じられ、これは
ぜひ作ってみたいと、コメントも付けさせていただきました。

どうせ揚げ物をするなら、ブロッコリーだけというのもなぁ、と思って、
我が家の夏の定番となっている「夏野菜の揚げ浸し」も一緒に作り
ました。こちらはナス、パブリカ、オクラ、インゲン、カボチャです。
ズッキーニやシシトウなどを加える時もあります(その時ある物で💦)。

あとで考えたら、ブロッコリーも、この「揚げ浸し」の材料の一つに
加えても良かったのかな、と。次回はそれで試してみようかと思い
ます。

   ブロッコリーの揚げ物
 「ブロッコリーの揚げ物」は、さっと湯通ししたブロッコリーを
 めんつゆに浸けて、汁を切って片栗粉をまぶして揚げました。
 「和」の味で、私好みです。


オンライン講座の継続

2021年7月12日(月) オンライン「紫の会・月曜クラス」(第12回・通算59回・№2)

東京都では今日から4回目の「緊急事態宣言」期間に入りました。
神奈川県でも、先週の同じ曜日と比べて、昨日は+163人、今日は
+100人、首都圏は確実に第5波がやって来ている気がします。

昨年の今頃、コロナ禍の長期化で(とは言っても、まだここまで長引く
とは思っていませんでしたが)、スタートさせることにした「オンライン
講座」、もうどのクラスも1年経ってしまいました。

『枕草子』のオンラインクラスは8月で読み終える予定ですので、9月
からは会場での対面講座で再び休講前のところまで遡って読むこと
になります。

すでに「宇治十帖」に入っているクラスのほうは、半年位を目途に、
オンラインクラスと会場クラスの調整をして、足並みが揃ったところで、
オンラインクラスはクローズ、コロナ前と同じ状態に戻したいと考えて
おります。

新しい道を歩み出すことになるのは、この「紫の会」です。今はオンライン
の2クラスでやっていますが、約半分の方が会場での再開を待って
おられます。当初は上記のクラス同様に、オンラインと会場両クラスの
足並みが揃った時点で、やはり元の会場での2クラスの形に戻すつもり
でした。

それが最近になって、オンライン継続希望の声が聞かれるようになった
ので、5名以上の希望者があれば、オンラインも1クラス残してもいいかな、
と思いつつ、オンライン2クラスの方に諮ったところ、何と21名中18名の方
がオンラインでの受講をご希望になったのです。これには私も驚きました。
殆どの方は「会場で」をご希望だと思っていたからです。

来年のどこかで会場1クラス、オンライン2クラスで、並行して同じ箇所を
読んでいくという初めての形が生まれることになりそうです。

今日この方向性が定まりましたので、「紫の会」の皆さまへのお知らせ
かたがた、ブログの記事にさせていただきました。

本日読みました内容につきましては、前半部分だけではありますが、
先に全文訳を書きましたので、ご覧くださいませ。藤壺出家の場面です。
⇨⇨こちらから


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