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ついに発覚!

2021年10月11日(月) オンライン「紫の会・月曜クラス」(第15回・通算62回・№2)

今日も30度近くまで気温が上がり、もう10月も中旬となっているのに、
いつまでこんな夏のような日が続くのかしら?と思っていましたが、
どうやら今日までのようです。明日は5度位、明後日は更にそれより
5度位下がる(つまり今日よりも10度低い)との予報に、随分と急変
するものだとびっくりですが、身体が負けないように注意しなければ
なりませんね。

オンライン「紫の会」では、予定通り第10帖「賢木」を今回で読み終え、
残った時間で、少しだけ「変体仮名」についてのお話をしました。
来月からは版本「絵入り『源氏物語』」を使って、第11帖「花散里」を
変体仮名で読んでいく予定です。

弘徽殿の大后も滞在中の右大臣邸で、夜な夜な里下がり中の朧月夜
と密会を重ねていた源氏は、とうとう右大臣にその現場を押さえられて
しまいました。

雷雨で人が多く集まってきてしまい、帰り損ねた源氏は朧月夜と二人、
御帳台(天蓋付きのベッド)の中で身を潜めておりました。お見舞いに
来られた右大臣が、部屋に入って来るやいなや、話しかけてこられた
ので、朧月夜は仕方なく、御帳台からにじり出ました。すると、ことも
あろうに、源氏の直衣の帯が、朧月夜の着物に引っ掛かっていて、
それが右大臣の目に留まってしまいました。そればかりか、源氏が
すさび書きをした懐紙までもが落ちていたのです。

これで万事休す。右大臣は御帳台の中にしらーっと横たわっている
源氏を見つけ、怒りに任せてその懐紙を手に、弘徽殿の大后のもとへ
いらしたのでした。ここまでが本日の講読箇所の前半となります。

「尚侍の君(朧月夜)は、われかのここちして死ぬべくおぼさる。大将殿
(源氏)も、いとほしう、つひに用なきふるまひのつもりて、人のもどきを
負はむとすることとおぼせど、女君の心苦しき御けしきを、とかくなぐさめ
きこえたまふ」(朧月夜は正体もなく、生きた心地がなさいません。源氏
の君も、「いやまいったな、とうとうつまらない振舞いが重なって、世間の
非難を受けることになるのか」とお思いですが、朧月夜の痛々しげな
ご様子なのを、あれこれと慰め申し上げていらっしゃるのでした)。

これが左大臣に見つかってしまった時の朧月夜と源氏です。

ここまでずっと情熱の赴くままに行動してきた朧月夜が、父・右大臣に
見つけられたことで、ようやく事の重大さに気づいたことを示しています。
一方の源氏は、「あーあ、とうとうバレちゃった、参ったな」程度の感覚
で、うろたえている朧月夜とは対照的に、どこか他人事のようです。

この異なる反応に、二人の思い入れの差が感じられる書きぶりですね。

詳しい内容につきましては、先に記しました「賢木の全文訳(24)を
ご覧くださいませ(⇒こちらから)。


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コメント

No title

父親としては、源氏の行動は許せないですよね(^_^;)
娘は浮いた話がまったくないので内心心配していますが、娘の人生なので、口出しはできないですね・・・・

急に涼しくなったので、体調管理はしっかりしていきたいですね。

No title

utokyoさま

コメントを有難うございます。今日は三島へ行っておりましたので、返信が大変遅くなり、申し訳ございません。

本当に源氏の行動には、許せないものがありますよね。年頃のお嬢様がいらっしゃる方は、やはり息子しかいない私などにはわからないご心配もおありでしょうね。

気温の急激な変化にはついていくのが大変ですが、utokyoさまもどうぞ気を付けてお過ごしくださいませ。

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