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源氏の運命転換のきっかけ&冬至のかぼちゃ

2022年12月22日(木) オンライン「紫の会・木曜クラス」(第29回・通算76回・№2)

オンライン「紫の会」の第3月曜クラスのほうにも書いておりますが、
第13帖「明石」は、前巻「須磨」の最後から繋がった形で始まって
います。連日の未曾有の暴風雨に加えて、ついには屋敷の廊へ
の落雷による炎上まで生じ、命の危険さえ感じる事態に至り、
源氏もこの上なく心細くなっていました。

夜になってようやく荒れ狂った天候も収まりを見せてきたので、
さすがに源氏も疲れ果てており、下々の者たちと同じ場所に居る
不都合さの中でも、うとうととまどろんでおりました。

すると、亡き父・桐壺院が夢枕に立ち、「住吉の神の導きたまふ
ままに、はや、舟出してこの浦を去りね」(住吉の神のお導きの
ままに、早く舟を出して、この浦を立ち去りなさい)、とおっしゃる
のです。源氏は夢の中でも父院に会えたことが嬉しく、「もうこの
渚で命を終えても構わない」と言いますが、父院は「とんでもない
ことだ。そなたの苦しんでいる姿を見るに見かねてここまでやって
来たのだが、こうした機会に、帝にも奏上せねばならぬことがある
ので、これから急ぎ京に上ることにする」とおっしゃり、立ち去られ
ました。この父院の言葉はとても重要な意味を持っているのですが、
それは当該箇所を読んだ時にご紹介いたしましょう。

次回、読むところになりますが、この父院の夢告に符合するかの
ように、やはり夢でお告げがあった、と言って、明石より入道が
源氏をお迎えにやって来ます。

これにより、源氏は危機を脱し、運命は良い方向へと進み始める
ことになりますが、そこには、住吉明神のご加護、という神懸かり
的な仕掛けがあるのは否めません。明石一族には住吉明神が
深く関与しており、このあたりはまだ『源氏物語』が昔物語を伝承
しているところだと思われます。

昨日湘南台クラスで読んだ第51帖「浮舟」になると、こうした昔物語
的な要素は失われ、20世紀以降の近代小説風に変化しています。
一つの作品の中でここまで進化を遂げている点も、注目に値する
のではないでしょうか。

本日の講読箇所の後半部分について、詳しくは「全文訳・第13帖
明石(2)」をご覧下さいませ(⇒こちらから)。

長くなりますが、今日は冬至です。毎年同じ物ではありますが、
「かぼちゃのいとこ煮」を作りました。柚子も用意したので、「柚子湯」
にも入りたいのですが、これは完全に日が替わってしまいそう💦

    かぼちゃのいとこ煮
     昨年、冬至の日には「ん」の付くものを食べると
     運気が上がると教えていただいたので、今年は
     この「なんき」と併せて、「天ど」と「みか
     を食べました。そういえば、「粕汁」の中にも
     「だいこ」と「にんじ」が入っていました。
     五重の運盛りで、運を呼び込めるかしら?


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コメント

No title

かぼちゃのいとこ煮おいしそうですね
ゆず湯は温まりますね お肌もすべすべ一石二鳥です。
んの付くもの 天丼 これは いいですね
思いつきませんでした

No title

いとこいさま

コメントを有難うございます。

いとこいさまも「かぼちゃのいとこ煮」をお作りになり、「ん」の付くものを沢山召し上がっておられましたね。

私はいとこいさまのブログを拝見して、「私も寒天を食べればよかったな」と思いました。

冬至には南瓜と柚子湯、きっと昔の人の知恵が習慣となったものでしょうから、受け継いでいきたいですね。

No title

良い夢が現実になるというのは、とても幸運ですね。
自分が人生を終えてからも、娘のことをこのようにして守ることができればどんなに良いだろうと思います。

かぼちゃのいとこ煮、腸内環境が整いそうですね♫
娘の勤め先は、ばーばむらさき様が活動されているエリアからもわりと近いのですが、どうやらノロウィルスに感染したようで、昨日は欠勤いたしました。
冬はいろいろな病気が流行するので、しっかり養生していきたいですね。

No title

utokyoさま

いつもコメントを有難うございます。

親はいつまでたっても子どものことは守りたいと思いますし、そうした親に守られている子どもは幸せですよね。

実はこれ、ブログ記事にもしようかと思ったのですが、utokyoさまが仏様の夢は縁起が良い、とご紹介になっておられた記事を拝見したちょうどその朝(目が覚める直前)、観音像の夢を見たのです。そうしたら夕方、スーパーのレシートで応募したキャンペーンの当選通知が届きました。スーパーでお買い物が出来る2千円の商品券に過ぎませんが、これは観音様の夢のおかげと思いました。

冬は本当にコロナだけではなく、いろいろな感染症が流行りますので油断ならないですね。息子の家では、中3の孫がコロナに感染し、4日間高熱と喉の痛みに苦しんだようですが、ようやく熱も下がり、快方に向かっているようです。

お嬢様もお大事になさってくださいませ。

こんにちは

【冬至の日には「ん」の付くものを食べると運気が上がると・・・】
“ん”の付くものですか?初めて聞きました。
あの日は何を食べたか???思い出そうとしたのですが・・・
朝、パンを食べたことは確かですが、昼、夜は忘れてしまいました(-_-;)

柚子湯、菖蒲湯、七草粥・・・古くからの風習は人間が健康に暮らすための知恵が元になっているようですので娘達にも伝えて行きたいと思っています。
寒さが厳しい日々が続いておりますのでご自愛ください。

No title

窓辺 夢 さま

コメントを有難うございます。

「冬至の日に「ん」の付くものを食べると運気が上がる」は、私も昨年初めて知ったのですが、縁起が良いとされることで、しかも簡単に取り入れられるものなら実践しておこうかな、と思いまして。でも、今年「ん」を意識したのは、「なんきん」と「てんどん」だけです💦

四季折々の昔から伝わる風習は、出来るだけ残したいですね。

今年も慌ただしい歳末となりました。窓辺 夢さまも、どうぞご自愛の上、良い御年をお迎え下さいませ。


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