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ここ数日にぴったり!

2017年8月18日(金) 溝の口「枕草子」(第11回)

昨夜、いつもプロジェクターに接続しているパソコンを充電して、
そのあと画面を確認してから電源を切ろう、としましたら、画面が
真っ暗になったまま、何も出て来なくなってしまいました。そのため、
今日は折角借りて頂いたプロジェクターも使えず、申し訳ありません
でした。先程、診て貰いましたが、やはり故障のようです。しばらくは
プロジェクターが使えないかもしれません。

それでも、何とか「枕草子」は、第39段の「あてなるもの」から、
藤原行成との交流を記した第46段の前半までを読みました。

第41段は、いわゆる「随想章段」で、「類聚章段」に挟まれた、ごく短い
段ですが、まさに今年のちょうどここ数日のことを述べているかのような
段なので、ぜひ今日のブログにはこれを取り上げたいと思いました。
百字にも満たないので、全文を書きますね。

七月ばかりに、風いたう吹きて、雨など騒がしき日、おほかたいと
涼しければ、扇もうち忘れたるに、汗の香すこしかかへたる綿衣の
薄きを、いとよくひき着て、昼寝したるこそ、をかしけれ。
(七月頃に、風が強く吹いて、雨音などがうるさい日は、大抵はとても
涼しいので、扇を使うこともつい忘れて、汗の臭いの少し籠っている
薄い綿の入った夜着を、引き被って、昼寝をするのって、いいものだわ。)

旧暦の七月は今の八月に当たりますので、まさに今頃の話です。
ここ数日、雨も多く、気温も真夏日にまで上がりません。涼しく
感じられて、扇は、今ならエアコンとか扇風機に置き換えられる
でしょうね、ついリモコンをどこに置いたかも忘れています。大半の
夏掛けは、洗濯機で丸洗いが出来ますから、現代ではあまり汗臭い
ものを使う人はいないでしょうが、それでも、うたた寝をするにも、
何か上に掛けるものが欲しいところなども、今の季節にピタッと
きます。

「枕草子」は過去にも何度か読んでいますが、この段のことは、
夏から秋へと移りゆく季節の感慨を、清少納言らしい筆致で、
小気味よく書いてあるなあ、という印象で終わっていました。
こんなにタイムリーに読んだのは、これまでの記憶にはありません。
今日からは忘れられない段となりましょう。


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