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Eテレ「グレーテルのかまど」

2017年8月21日(月)

今朝、「枕草子」の講読会にご参加くださっている方から
メールを頂戴し、「今夜Eテレ10:00~グレーテルのかまど
・清少納言の枕草子~かき氷~」という番組があることを
お知らせ頂きました。

先日(8/18)のブログに、第39段の「あてなるもの」から、
藤原行成との交流を記した第46段の前半までを読みました、
と書きましたが、「かき氷」は、その「あてなるもの」の中に
書かれているのです。なんとまあ良いタイミングでの放映でしょう。

「あてなるもの」は漢字で書くと「貴なるもの」。 
「高貴なもの」・「上品なもの」といった意味になります。

今の私たちの感覚では、かき氷はむしろ庶民的なイメージですが、
それは氷が、いとも簡単に作れるようになったからです。

平安時代は天然の氷を冬場に切り出し、「氷室」というところで
貯蔵して、夏に取り出して使用していました。ですから夏の氷を
口に出来るのは、貴族のみの特権でした。

原文では、「削り氷に甘葛入れて、あたらしき鋺に入れたる。」
と、あります。

番組では、「削り氷」(けづりひ)は、今と同じかき氷になって
いましたが、当時はこんなに細かく削ることは出来なかったはずで、
いわゆる「かち割り氷」だと考えられています。

それに「甘葛」(あまづら)という甘味料をかけるのですが、
これは蔓草の汁を煮詰めたものです。こちらも庶民の口には
なかなか入らない高級品でした。

「鋺」(かなまり)は金属の器のことで、やはり高貴な感じとなると、
銅製ではなく、銀製だったのではないでしょうか。

この王朝のかき氷が再現されるのかな、と思って見ていましたが、
ヘンデルが作ったのは、同じ「あてなるもの」として挙げられている、
「藤の花」と「雪の降りかかった梅の花」をイメージした、今風のかき氷
でした。

今夜見逃した、という方も大丈夫です。8/23(水)の午前10:25~
10:50に再放送があります。


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