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見え透いた謙遜

2019年7月19日(金) 溝の口「枕草子」(第34回)

夕方にがついていたので、洗濯物を外に干さずに出掛けましたが、
お天気は良くなる一方で、気温も上昇。暑い日差しの中を歩きながら、
「今日なら洗濯物もすっきりと乾いたのに」と、後悔していました。

今回の「枕草子」は、第176段の途中から第180段までを読みました。

いつもながら、千年前も今も変わらない「そうそう、あるある」という、
清少納言ならではの書きぶりが随所に散りばめられていましたが、
中でも、これには「だよねー」と、皆さまも納得なさったご様子でした。

第177段の「したり顔なるもの」(得意顔なもの)に挙げられている一例
ですが、その年の除目で一番いい国の国司に任命された人が、「最高
のポストに就かれましたね」などと、人から挨拶されると、「いやぁ、酷い
国で、もう滅びそうだってことですから」と、嬉しさを押し隠して応じます。
その顔が、そう「いとしたり顔」(とても得意そうな顔)なのです。

今でも、こうした「見え透いた謙遜」ありますよね。例えば、その支社長
に抜擢された人は、本社に戻って出世するエリートコース、と知られて
いるような時、「ご栄転、おめでとうございます」なんて言われると、
「とんでもない、都落ちですから」と、返事をしたりするケース。やっぱり
「したり顔」(今はどや顔って言うのかな?)になっているのも、きっと同じ
でしょう。


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