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二子玉川「梅の花」(溝の口「湖月会」・新年会)

2020年1月27日(月) 溝の口「湖月会」(第139回)

大寒になっても暖冬が続き、「もしかしてこのまま春に?」なんて
考えも、ちらりと頭をもたげましたが、やっぱりそういうわけには
いきませんでした。昨日から気温が下がり始め、それでも今日は
何とか帰宅するまで雨にも雪にもならずに済みましたが、明日は
この辺りでも積雪になる予報が出ています。

このクラスは、一昨年の新年会の日、雪がだんだんひどくなり、
講読会を前半で中止した苦い経験があるので、またそんな事に
なりませんように、と祈っていましたが、今年はすべてを予定通り
終えることが出来てホッとしています。

講読会に先立っての新年会。場所は、ここ数年お馴染みになった
二子玉川の高島屋のレストラン街にある、お豆腐料理の「梅の花」。

牡蠣ご飯以外の11品の先付からデザートに至るまで、お豆腐尽し
で、そのどれもが優しいお味。テーブルの上で作り立てのお豆腐を
取り分けて蟹あんを掛けていただく「ふく福豆腐」も、2回お代わりを
しましたが、最後のデザートがとても印象に残る味で、地味な写真
ではありますが、今日のお食事を代表して・・・。

   DSCF4170.jpg
     左から豆腐ショコラ・黒胡麻しるこ・ひと口麩饅頭 。

麩饅頭もさすがお豆腐料理のお店だけあって、とても美味しかった
のですが、胡麻の香りとお汁粉の甘味とが口の中に広がる黒胡麻
しるこ、絶品でした。

   DSCF4171.jpg
         あっという間の楽しい2時間でしたね。

どこのクラスでもそうですが、今回も御多分に洩れず、新年会の後は
例会会場へ大急ぎの移動となりました。

開始時間ギリギリの14:00到着。『源氏物語』の講読に入りました。

1月10日の記事に書きましたように、八の宮は、薫にはそれとなく自分
の亡き後の娘たちの世話を依頼し、娘たちには生涯をここで送るように、
と、ちぐはぐな遺言を残しました(⇨「八の宮が死守したかったもの」)。

そして、八の宮は女房たちにも安易な手引きなどすることのないよう、
きつく戒めておくのでした。もし、姫君たちのお相手として薫や匂宮と
いった、最上の貴公子が現れなかったら、このような戒めは何ほどの
効力も持たなかったことでしょう。

八の宮や大君にとっては命よりも大事だった「宮家の誇り」も、女房たち
にとっては、現実の生活の前には、殆ど意味のないものだったはずです
から。

明日は山寺に籠るという前日に、こうして女房たちに虚しい釘を刺そう
とする姿は、最後まで娘たちのことが気掛かりで仕方ない(俗世の全て
を捨て去って悟りの境地に至るには程遠い)八の宮の「心の闇」(子を
思う親心)を映していて、哀れです。

毎年、新年会の時に、代表の方から手作りのカルトナージュの作品を、
みんなにお年玉としていただいておりますが、今年はこんなオシャレな
トレイを頂戴しました。

          DSCF4173.jpg
          物を入れるのがもったいないような。


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コメント

こんにちは

予報が外れ、雪にならずで良かったですね!大慌てでシャベルを買いに行きましtが使わずに済んでほっとしてます。関東は春の雪もあるので、まだ安心はできませんけど(;^_^A

とても美味しそうですね。梅の花、一度行ってみたいです。一番近くだと、町田かな~
今度母を誘って行ってみたいです^^

No title

冬灯さま

こんばんは~。コメントを有難うございます。

雪にはなりませんでしたが、これから夜眠れないほどの雷雨になるとか。ええっ、本当に?ですよね。

町田の「梅の花」は、以前はルミネの中に入っていましたが、今は駅からちょっと離れた所にあるようですね。

昨日のコースは「冬美人」と名付けられていました。本当に身体の中からきれいになれそうな、優しい美味しさ満載のランチでした。お母様との定例ランチにもお薦めです。

先日の江利チエミの「テネシーワルツ」、思わず懐かしくて口ずさんでしまいました。日々、楽しく拝読しております。

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